必要な人だけが利用できる介護保険外サービス

ケアマネに必須!介護費用の知識

介護保険外のサービスが必要な場合もある

介護保険外サービスは元気な人も利用できる

介護保険外サービスとは

介護保険外サービスとは簡単にいってしまえば、「介護サービスで提供できない部分を担うサービス」です。介護保険外サービスは市区町村が実施する非営利目的のものから民間企業が行う営利目的のサービスまで幅が広いのが特徴です。実施元によって利用方法や費用は異なるため、事前に良く調べておくことをおすすめします。
また、介護保険外サービスは介護認定を受けていない人も利用できます。同居している家族のサポートや比較的元気な高齢者が対象のもの、などサービスの幅も幅広く、料金も一部負担するもの、全額自己負担のもの、などさまざまです。下記に実施元別に利用条件やサービス内容をまとめていくので確認してみてください。

市区町村が実施する在宅サービス

市区町村が独自に行うサービスで対象者は要介護者や1人暮らしの高齢者、高齢者のみの世帯です。サービスの内容や料金、利用条件は市区町村ごとに異なります。利用する場合は市区町村のホームページや広報誌から問い合わせるか、もしくは地域包括支援センターに相談しましょう。
市区町村が実施している介護保険外サービスはいくつかあります。よく利用されているのが、外出が困難な人に理髪店や美容院から人を派遣する訪問理美容サービス(1回500円~2,500円)、食事の準備が困難な人に食事を配達する配食サービス(1食500円前後)、通院や高齢者福祉施設に送迎する移送サービス、1人暮らしの高齢者に民間受信センターに通報する機器を貸し出す緊急通報システム(1ヵ月1,300円ほど)などです。

介護サービス事業者が実施するサービス

普段介護サービスを実施している事業者が行っている介護保険外サービスです。介護サービスとは違い、全額自己負担となりますが、家族の洗濯や調理、手間のかかる料理や大掃除、入院中の世話や外出の付添いなど介護保険では対象外のサービスも対象です。利用料金はサービス内容や時間によって異なりますが、大体1時間2,000円~4,000円ほどです。

民間企業が提供しているサービス

市区町村が行っているサービスに比べると割高にはなりますが、誰でも利用できる、サービス内容が豊富、緊急時に利用しやすい、などのメリットがあり多くの人が利用しているのが、民間企業が提供している介護保険外サービスです。民間企業は複数あるため、口コミやインターネットで検索したり、地域包括支援センターに聞いたりするといいでしょう。
民間企業が行っているのは配食サービスや家事代行サービス、移送サービスなどです。特に配食サービスはコンビニチェーンや弁当チェーンなども参画しており、年々種類が豊富になってきています。

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