事前に知っておきたい!介護にかかる費用はどのくらい?

ケアマネに必須!介護費用の知識

介護にはどのくらいのお金がかかるのか

知っていればいざという時も安心!

介護にかかる費用

超高齢化社会となっている今、介護問題は他人事ではありません。年齢とともに介護の必要性も高まってくるため、もしかしたら5年後や10年後には親の介護をしているかもしれないのです。今は元気でも介護がいつ必要になるのかは誰にも分からないため、いざという時に慌てないように「実際に介護にかかるお金はどのくらいか?」を知っておきましょう。

内訳

では、実際に介護が必要になった時にどのくらいのお金がかかるのかを見ていきましょう。介護が必要な状態、つまり要介護認定を受けた時に40歳以上であれば介護保険を利用することができます。利用できるサービスは限られており、利用する際に1割は自分で負担しなければなりません。もし、対象以外のサービスを利用する場合はかかった費用を全額自分で負担することになります。
要するに介護にかかるお金とは「1割を自分で負担する介護保険のサービス利用料」と「介護保険が適用されない全額自己負担するサービス」を足したもの、です。
介護度によって利用できる介護サービスは異なります。「どのようなサービスがあるのか」「負担する金額はいくらか」を詳しく解説している書籍を紹介するので、介護保険について詳しく知りたい人は一読してみてください。介護保険について詳しく知らない人も理解しやすいように簡単な表現で記載されています。

平均は7.9万円

介護の状態や住宅・家庭環境によって必要なサービスは異なるため、1人あたりにかかる介護費用にはバラつきがありますが、ある調査によると介護にかかる平均額はおよそ7.9万円かかるとされています。また、介護期間が長くなればなるほどお金もかかってくるわけですが、この調査によると、介護期間で最も長いのは4年~10年未満で29.9%、それに10年以上の15.9%が続いていました。平均すると介護には4年11ヵ月の期間がかかることになります。
このことから月額の平均金額7.9万円と平均機関から介護費用の平均金額を計算してみると、「7.9万円×59.1ヵ月(4年11ヵ月)=466万8,900円」となり、1人あたり500万円ほど必要であることが分かります。介護費用は総額で支払うわけではないため500万円近いお金を常に用意しておく必要はありませんが、経済事情を考えながら「誰が」「どのくらい」支払うのかは前もって考えておかなければなりません。
介護費用は親の介護をしている子どもが負担している場合もあるようですが、半数以上は親自身が負担しているようです。少子高齢化が進んでいる今の日本では子どもに介護費用を負担してもらうのは難しいことなのでしょう。「介護保険は自分で用意しておく」と意識しておくといいかもしれません。

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