在宅介護サービスにかかる費用「通所系サービス」

ケアマネに必須!介護費用の知識

通所系サービスにかかる費用

多くの人が利用している通所系サービス

「デイサービス」と「デイケア」

食事や入浴、排泄の介助と日常生活上のサポートを行い、介護を必要とする人の自立支援を目的としたデイサービスと医師と専任のリハビリ専門員の指導のもとリハビリテーションを行うデイケアは、どちらも日帰りで利用できます。
日常生活をサポートしさまざまなレクリエーションを取り入れているデイサービスは自宅に引きこもりがちになる高齢者が社会と交流し、充実した日々が過ごせるように工夫をしています。
一方、デイケアはリハビリテーションが軸となっているため、機能訓練が必要な人、機能訓練によって自立した日常生活ができるようになる可能性が高い人は多く利用しています。

デイサービス

自宅から施設に通って日帰りで食事や入浴の介助などの日常生活の支援が受けられるデイサービスは、自宅で介護する時間が減ることで介護をしている家族にも自由な時間が生まれるため、介護する側とされる側、双方の負担が減るとして多くの人が週に数回利用しています。
また、ほとんどの施設では日常生活の介助だけではなく、利用者が楽しめる各種レクリエーションも行っています。バラエティに富んださまざまなレクリエーションが用意されているため、それを楽しみに通っている人も少なくありません。レクリエーションは利用者の生きがいのひとつになっているだけでなく、人と触れ合うことで閉じこもりや孤立防止にもつながっています。
デイサービスの利用料金は施設の規模や介護度、利用時間によって異なります。利用者数が750名以下の通常規模の施設を要介護5の人が利用する場合は「3時間以上4時間未満は579円/回」「5時間以上6時間未満は965円/回」「8時間以上9時間未満は1,150円/回」です。一方、利用者数が900名超の大規模の施設を要介護5の人が利用する場合は「3時間以上4時間未満は540円/回」「5時間以上6時間未満は894円/回」「8時間以上9時間未満は1,070円/回」です。

デイケア

デイサービスと同じ通所型介護サービスに属しているデイケアは、機能維持や機能回復のために老人保健施設や病院に通って理学療法や作業療法を中心にリハビリテーションを行うことを目的としています。主治医の指示に従ってリハビリテーションを行いますが、利用者の状態に応じて個別もしくは集団で訓練していきます。
デイケアの利用料金も施設の規模と介護度、利用時間によって異なります。利用者数が750名以下の通常規模の施設を要介護5の人が利用する場合は「1時間以上2時間未満は450円/回」「4時間以上5時間未満は905円/回」「7時間以上8時間未満は1,317円/回」です。一方、利用者数が900名超の大規模の施設を要介護5の人が利用する場合は「1時間以上2時間未満は432円/回」「4時間以上5時間未満は857円/回」「7時間以上8時間未満は1,231円/回」です。

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